緑色は戦っている最中

鼻の中には細菌がいつも住み着いているため、感染防御機能が低下してくると容易に細菌が増殖してくるのです。
それに対して私たちの体は、細菌に対して戦闘態勢を立て直して戦いを挑んでいくのです。
その結果、細菌や戦闘部隊である白血球のなきがらがたまってくるのです。これがうみとして黄色や緑色の鼻水を作っていくのです。
風邪にまつわる症状にはいろいろあるのですが、長引いた風邪がきっかけで起こる病気のひとつに中耳炎があるのです。
耳の鼓膜の内側には鼻と耳をつなぐ耳管があり、ふだんは閉じているのですが、くしゃみや咳をしたり物を飲み込むときに開くのです。
かぜによる鼻の粘膜の炎症は持続的であるのに対して、花粉症やアレルギー性鼻炎による鼻水は一時的なのです。
アレルギーの原因が鼻の粘膜を刺激すると、まるで水道の蛇口を開いたかのように急に出てくるのですが、アレルギーの原因がなくなると急に止まってしまうのです。
子どもは、この耳管が大人にくらべて太く短いため、鼻水が耳管に入っていきやすいので、中耳炎にかかりやすいようです。
緑色の鼻水がでるのは何かの病気でしょうか?鼻水が出始めたら、他の症状も観察するようにしましょう。発熱や吐き気などがないか確かめてください。
外部からの敵の侵入に対して、私たちの体の中では二重、三重の感染防御機能が働く結果、最後には戦いに勝利してうみのような鼻水も自然に消えてしまうのです。
しかし細菌との力が勝っているとこじれてしまい、急性副鼻腔炎などが起こってくるのです。緑色のどろっとした鼻水が出た場合は、慢性副鼻腔炎の疑いがあるのです。
風邪の場合、菌の死がいが一緒に出てくるので緑色になり、花粉症の場合は、花粉やダニの死がいなどの体外からの物質を排除するために、いつもより多めに鼻水が出るため、通常の鼻水の色透明でさらさらになるようです。
治療を要する病気ですので、早めに受診をするようにしましょう。鼻水、鼻づまり、くしゃみ、いずれも身体をウイルスから守るための正常な防衛反応なのですが、しかし、鼻炎や花粉症などの病気によって過剰に働いてしまうことがあるのです。
この場合、かかっている本人にとってはかなりつらいものなのです。
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